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【就活】OB訪問・OG訪問の心得

こんにちは、鉄道就活応援隊です。

就職活動を始めると、耳にするようになるOB・OG訪問。
「OB・OG訪問って必要あるの?」「OB・OG訪問のメリットは?」と疑問に感じている鉄道業界志望の就活生の皆さんに、OB・OG訪問の基礎知識をはじめ、訪問するまでの手順や訪問時のマナー、訪問後にしておいたほうが良いことなどをご紹介します。

少しでも不安を払拭できたり、お役に立てたらと思います。
それでは、どうぞ。


そもそも、OB・OG訪問とは?

自分が興味のある業界や企業で働いている先輩の元を訪れて話を伺うことです。OBはOld Boyの省略語で男性の先輩を指し、女性の先輩の場合はOld Girlの省略語でOGと言います。

業界や企業に関する情報は、インターネットや企業説明会でも収集できますが、実際に働いている人から直接、仕事の内容や職場の雰囲気を聞くことは貴重な経験です。

人事担当者には聞きづらいことも質問しやすく、リアルな情報を得ることができます。業界や企業をより深く知ることで、自分の働く姿を具体的にイメージでき、入社後のミスマッチや早期離職を防げるでしょう。

さらに、先輩からの情報を踏まえた自己アピールができる、就職活動の面接の練習やビジネスマナーの習得に繋がる、というメリットもあります。

訪問のピークは3月~5月

いつ行っても構いませんが、集中する時期は就活サイトなどのエントリーが始まる大学3年生の3月~大学4年生の5月頃です。この時期は日程調整が難しくなってくるので、それより早めの11月頃から行う人もいますし、もっと早い人もいます。

企業によってはリクルーター制度を設けているので、派遣されてきたOB・OGへコンタクトを取るのも有効です。

年度末や決算月、年末年始、お盆などは、一般的に忙しくなりやすい時期なので、断られることもあります。多くの企業は3月が年度末・決算月となりますが、会社によって異なりますので、IR情報などからチェックしておくと良いでしょう。

OB・OG訪問の流れ

では実際に何をすべきか、具体的な流れを紹介します。

人脈を頼りOB・OGを探す

大学のキャリアセンターや所属のゼミ、部活・サークルの先輩に依頼して、鉄道業界で働くOB・OGを探します。家族や親戚、友人にも協力してもらうなど、様々な人脈から見つけましょう。

また、SNS(Facebook、Twitter)や専用アプリを通じてコンタクトを取ってみるのも良いかもしれません。

電話で依頼する場合(応対例あり)

電話で訪問日時を決めます。相手は忙しい中で時間を割いて対応してくれるので、マナーを忘れないようにしましょう。

大学のキャリアセンターなどに、鉄道業界で働くOB・OGもしくは人事担当者に取り次いでもらい、連絡先の電話番号を教えてもらいます。その後、自分で直接電話をかけ、面談の時間を取ってもらえないかお願いします。

直接話ができれば断られることが少ないメリットがある一方、相手が忙しくて手がなかなか空かず、電話に出てもらえるまで時間がかかってしまうというデメリットもあります。

電話の応対は【就活生向け・2023年版】電話が苦手な就活生のあなたへ【実際のやりとり例あり】の記事も参考にしてください。

メールで依頼する場合(文例あり)

メールで訪問日時を決めます。相手は忙しい中で時間を割いて対応してくれるので、マナーを忘れないようにしましょう。

大学のキャリアセンターなどで、鉄道業界で働くOB・OGもしくは人事担当者のメールアドレスを教えてもらい、自分でその連絡先にメールを送ります。

‌電話をかける時のような緊張感はないですが、直接話すわけではないので返信してもらえないことがあるかもしれません。あなたのメールが見落とされないために、以下の点に気を付けてメールを書きましょう。

*件名*
文字数が多くならないよう簡潔に、用件・大学名・名前を書きましょう。
社会人は様々な企業から多くのメールを受信しているので、件名を見れば一目で何についてのメールかすぐに分かるようにするのがマナーです。

*宛名*
相手の会社名、部署名、名前を書きます。
●●株式会社を●●(株)と省略するのは失礼に当たるので注意しましょう。
相手の役職まで分かっている場合は、■■部 ◇◇課課長 ◆◆◆◆様と書きましょう。

*本文*
挨拶から始まり、自分の大学名と名前を述べてから、相手のメールアドレスをどこで知ったかを伝えた上で、訪問日時の候補をいくつか提案します。

*署名*
自分の大学名、学部、学科、名前、連絡先(電話番号、メールアドレス)を書きましょう。

メールの基本は【就活生向け・2023年版】メールが苦手な就活生のあなたへ【実際のやりとり例あり】の記事も参考にしてください

場所は基本お任せ、でも密室は×

訪問場所の指定は先輩にお願いしましょう。職場やその周辺のレストラン・カフェを提示してくれるかもしれませんので、自分の都合の良い場所を指定するのは失礼に当たります。

ただし、カラオケボックスや自宅などの密室は絶対に避けましょう。ふたりきりになると、セクハラを受ける事例も発生しているので、十分に注意してください。

質問をまとめておく(質問例あり)

貴重な機会を無駄にしないよう、できる範囲で鉄道業界や企業の研究を行い、質問を事前にしっかりとまとめておきましょう。

効率的に質問できるように、会話の流れを想定しておくことや質問の優先順位を考えておくのがおすすめです。質問例を挙げますので、参考にしてください。

エントリーシートを持ち込み、相談するのも良いです。その場合は、どのような点を見てもらい、フィードバックをもらいたいのかを明確にしておきましょう。ただ「見てください」や「添削してください」では、目的がはっきりしていないので、困惑してしまうことでしょう。

いざ、訪問!

服装はリクルートスーツが基本

リクルートスーツで行くという暗黙のマナーがあります。同じ大学の先輩とはいえOB・OG訪問は就活の一環なので、先輩から「私服で来てください」と言われない限り、リクルートスーツで行きましょう。「私服で」と言われた場合は“オフィスカジュアル”で行くのが無難です。

持ち物(リストあり)

持参したほうが良い持ち物は次のとおり。ICレコーダーなどで録音する場合は、必ず相手の了解を得てからにしましょう。

また、面談中にPCやスマホでメモを取る方もいるかもしれませんが、相手によっては難色を示すこともあります。事前に持ち込みの確認と、面談の場で改めて確認し、相手の了解を得てから使用しましょう。

待ち合わせ場所には早めに

遅刻は厳禁です。指定した待ち合わせ場所には、15分前に着いておくようにします。万が一、トラブルなどで遅延しそうな場合は早急に連絡し、誠意を持って謝罪しましょう。

約束時間に遅れなかったとしても、OB・OGが先に到着していた場合には遅くなったことを謝罪しましょう。

面談は楽しい会話を心がけて

まず、自分の名前を伝えて丁寧に挨拶します。
OB・OGから名刺を渡されたら、「頂戴します」などと言って両手で受け取ります。もらった名刺はすぐにしまわず、机の上に置いておきましょう。

自分の今の就活状況を説明した後、質問を始めます。質問攻めになると息が詰まり、楽しい会話ができなくなってしまいますので、質疑応答ではなく楽しく会話することを心がけましょう。また、OB・OGが話したがらないことは、執拗に追求しないでおきましょう。

同じ注文をして心配事を減らす

訪問場所がレストランやカフェの場合、OB・OGの注文したものよりも少し安めのものか、同じものにしましょう。同じものであれば、運ばれるタイミングも同じなので気を遣わなくてすみます。

会計はOB・OGが支払ってくれることが多いでしょう。ただし、自分も支払おうとする気持ちを持っておくことが大切です。支払ってもらった際は、「ごちそうさまでした」「ありがとうございました」と感謝の言葉を伝えるのを忘れずに。

訪問後にすべきこと

御礼のメールを送る(文例あり)

原則として、訪問した日から1日以内に送信しましょう。感謝の気持ちを伝えられるとともに、気遣いができる人という良い印象を与えることができます。ただ、夜間や早朝はマナーとして控えたほうが良いでしょう。なるべく就業時間内に届くよう、送る時間帯には配慮が必要です。

依頼した時と同じで、メールの本文は‌挨拶からはじめ、大学名・名前を述べてから、印象に残った内容などを具体的に盛り込んで感謝を伝えます。締めくくりは再度、感謝の言葉を添えましょう。

感謝の思いが強いほど長文になってしまいますが、長いメールは相手の負担になりかねません。簡潔に書くことを心がけましょう。

聞いた話をまとめる

OB・OG訪問で得た気づきや学びは、その日のうちにまとめるようにしましょう。社員が語る実体験に基づくエピソードやアドバイスは貴重な情報で、今後の選考で熱意を示すための武器になります。反省点も書き出して、次回に活かせるようにしましょう。

OB・OG訪問 まとめ

以上がOB・OG訪問の心得となりますが、いかがでしたか?

OB・OG訪問になんとなく苦手意識を持つ方も多いと思いますが、手順やマナーに気を付ければ何の心配もいりません。学生時代の今しかできない貴重な経験だと捉え、積極的に訪問してみてくださいね!

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