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【2024年版】【就活の面接前夜・当日に!】押さえておきたい対面での面接マナー

最終更新日:2024年5月8日

就活において、誰でも最初の面接は緊張するもの。コロナ禍の時期を経て、対面での面接が行われる機会は以前より減りました。
ただ、最終面接などここぞと言う時に初めて対面、ということもあります。

そんな時に気になるのがマナーですよね。面倒で難しい、という印象を持っているかもしれませんが、求められるマナーを知り、実践することは難しいことではありません。それに、きちんとしたマナーを身に着けることは、就活での面接のみならず、将来においてもプラスに働きます。

「明日が面接だ!」
「いま電車で、このあと最終面接」

というあなたに読んでほしい、面接のマナーについてまとめました。


会場に到着するまで

身だしなみ

頭髪を派手な色に染めたり、濃すぎるメイクをするのは避けた方が無難です。大事なのは、フケや寝ぐせに注意して清潔感を保つことです。長い髪は束ねる方が無難です。

スーツは特別高価である必要はありません。
靴も同様に、自らの体型に合うものを選ぶのが一番大切なことです。清潔感を出すためにも、タバコや汗のにおい、染みには気をつけましょう。

かばんは黒を基本にした落ち着いた色・デザインのものを選びましょう。床に置く機会も多いので、床に置いたときに倒れるものは避けるのが無難です。面接で話している最中などに、かばんが倒れて気まずい思いをするのはつらいものです。

直前チェックも大事です。自宅やホテルを出た後も、会場に到着する前に、駅のトイレなど鏡のある場所でもう一度しっかりとチェックしましょう。

なお、過去には、就活の身だしなみが性別によって厳格に決められていました。たとえば女性はきっちりとメイクをし、ヒールでは無ければダメ、というような指導をされることもありました。

一方で、現在ではそういった男女で装いを区別する点について男女二元論的な古い考えであるという批判もあり、ヒールを強制するのは差別である、ということも広く言われるようになりました。

いまだに「男はこう、女はこうで、こういった髪色・服装にしなくてはいけない」という記述や指導をされることもあると思います。
そんな時は、あなたのアイデンティティに合わせた別の選択肢もあることを、忘れないでくださいね。

持ち物

以前投稿した説明会編(下記リンク参照)とほぼ同じです。

  • 筆記用具

  • 受付票(QRコードの場合でも印刷して持っていくと安心)

  • エントリーシートのコピー(面接前に見返す)

  • ハンカチ・ティッシュ・ブラシなどの身だしなみのケア用品

  • クリアファイル

といったあたりが基本になります。スマートフォンの電池に不安がある人は、受付票に加え、地図も印刷して持っていくと安心です。

説明会の資料や、エントリーシートを見返す

マナーというところからは離れますが、直前準備として必要なことです。
なぜなら、事前に提出したエントリーシートに書いてあることが、採用担当者から学生への第一印象になっているからです。エントリーシートの内容と面接での言動があまりにかけ離れていると、採用担当者に不自然な印象を与えます。

エントリーシートに書いた志望動機や自己PRについて改めて聞かれることも多いので、見返しておくことを強く勧めます。自分の言葉でしっかりと説明できるようにしましょう。
丸暗記する必要はありませんが、軸となる事柄やキーワードや大まかな話の流れだけでも覚えておくと、スムーズに話せます。

また、説明会で触れられた会社の強みなどについて質問されることも多いので、説明会の資料も見返しておくといいでしょう。
特に、鉄道輸送だけが鉄道事業者の事業領域ではないことも多いことは、最低限押さえておきたいところ。

その上で、自分のやりたいことと企業の事業領域を結び付けて話せるような準備をしましょう。時間を割いて面接した学生が自社の事をほとんど知らないと分かると、面接官はがっかりするものです。

最後になりますが、企業の代表者(株式会社なら代表取締役)の名前は覚えておきましょう。基本的には説明会の資料に名前が載っていますが、そこに無い場合でも企業の公式Webサイトの「会社概要」や「役員一覧」といったページには必ず載っています。

到着するまで

時間に余裕をもって、開始時刻の15分前には到着できるように移動しましょう。もし間に合わないと分かった場合は必ず企業に連絡を入れるようにしましょう。
鉄道業界は特に時間に正確であることが求められる業界ですし、そうでなくとも予定に遅れる際に連絡を入れるのは最低限のマナーです。

到着したら

控室での態度

エントリーシートの内容を見返すなど、この後の面接で話す内容を整理しながら静かに待ちます。緊張を紛らわしたい気持ちは分かりますが、控室の所作も見られていることがあります。私語や貧乏ゆすりなどは控えましょう。

入室

名前を呼ばれたら、中の面接官に聞こえるように、ゆっくり3回戸を叩きましょう。ノックの「正しい回数」については、2回か、3回か、はたまたそれ以上かという議論が以前より尽きないところですが、3回はその中でも無難な回数と言えるでしょう。

「失礼します」と言ってから、面接官の方に会釈をします。このとき発声と会釈を同時に行うより、言い終わってから会釈をした方が、きっちりとした印象を与えられます。

集団面接で、自分より後に入る他の学生がいる場合は開けたままで問題ありません。
背筋を伸ばして、自分の席へ進みましょう。

座るタイミング・座り方

すぐには座らず、右側にかばんを置き、左側に立ちます。

「おかけください」などと声をかけられたら、「失礼します」と言ってから、ゆっくりと席に着きましょう。深くは腰かけず背筋を伸ばし、両手は男性なら握りこぶしを太ももの上に、女性なら手を重ねて太ももの上に置きます。

面接中は

  • にこやかな表情で面接官の方を見ると好印象です。

  • 聞き取りやすいよう、ゆっくりと話すことを心がけましょう。緊張すると早口になりがちな人は特に気をつけましょう。

  • 面接官が複数いる場合は、ずっと同じ面接官を見るのではなく、視線を別の面接官に移しながら話しましょう。

  • 集団面接の場合、他の志望者が話している内容にも耳を傾ける姿勢を忘れずに。

  • 他社やほかの学生に対する否定的な発言はしない方が賢明です。

  • 鉄道が好きな方はその愛を語りたくなる気持ちは分かりますが、趣味ではなく、あくまで仕事として向き合うことを忘れないようにしましょう。過度なアピールはマイナスになりかねません。

  • 面接官へのあいづちは「はい」を基本にしましょう。「うん」は失礼に当たります。

退室の仕方

最後に、面接が終了してからのマナーについてです。もし面接が上手くいかなかったと思っても、ベストを尽くすようにしたいところです。

  • 面接官が「面接は以上になります」などと合図をしたら、面接は終了になります。

  • 起立してから「ありがとうございました」と言って会釈をし、退室の際はもう一度面接官の方に向き直って「失礼します」と言って会釈をしましょう。

退室した後も、社屋を出るまでは気を抜かないようにしたいです。面接官以外にも、その企業の社員とすれ違うときは会釈をするなど、基本的なマナーを守るように心がけて社屋を後にしましょう。

最後に

ここまでが、面接の基本的なマナーとなります。初めて触れる事柄として「細かいな」と感じたり、作法の意味が分からなかったりすることも多いかもしれません。

ただ、覚えてほしいのは「お互いが気持ちよく時間を過ごせるよう、失礼のないようにする」ためのマナーだということです。しっかりとした立ち振る舞いを身につけて、あなた自身の持ち味が正しく伝わるようにしたいですね。
面接、がんばってください!

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※2022年9月30日 「身だしなみ」の項目について修正しました。
※2023年1月10日 一部の表現および、関連記事の項目を修正しました。
※2023年7月18日 「説明会の資料や、エントリーシートを見返す」の項目について一部の表現を修正しました。
※2024年5月8日 一部の表現を修正しました。

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