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大学3年生必見! 適性検査の特性を知ろう

適性検査といっても、SPI、玉手箱、GAB、内田クレペリン検査など、様々な種類があります。今回は、よく使われる適性検査について、どんなことが分かるのかなどそれぞれの特性を解説します。


適性検査とは、能力や性格の検査

適性検査とは、あなたの能力や性格を検査するものです。企業によって検査結果の使われ方は異なりますが、エントリーシートと共に選考の判断基準に使われたり、面接試験の質問に使われたりするのが一般的です。

適性検査の種類は非常に多い

適性検査の種類は非常に多く、約30種類あるとも言われています。全てを説明できませんので、ここでは主だったものを紹介していきます。

SPI(SPI3)

株式会社リクルートマネジメントソリューションズが開発した適性検査で、能力検査と性格検査を通じて、基礎的な知的能力や性格特性を測定しています。応募者の人となりや、どのような仕事に向いていてどのような組織になじみやすいのかなどが分かるとされています。

能力検査は、言語分野(国語)と非言語分野(数学)の2種類の問題を通じて、基礎学力・論理的思考力・一般常識がどのくらい身についているかを測定しています。また、英語や構造的把握力をオプションで測っている企業もあります。出題レベルは、一般的に中学~高校レベルと言われています。

英語版として「ENG」があり、SPIとセットで出題されることもあります。

玉手箱

日本エス・エイチ・エル株式会社が提供している適性検査で、知的能力とパーソナリティの両面から総合適性を測定しています。

能力検査は、言語分野(国語・英語)と非言語分野(数学)があり、それぞれ複数の問題形式があります。同じ問題形式からは、1種類の問題が出続ける*ことが特徴です。

*例えば、数学で「図表の読み取り」が出題されれば、それ以外の形式の出題が無いということ

検査時間が短く、正確性とスピードが求められるため、一般的にSPIよりも難度が高いと言われています。

GAB

こちらも日本エス・エイチ・エル株式会社が提供している適性検査で、知的能力とパーソナリティの両面から総合適性を測定しています。

能力検査は、言語分野(国語・英語)と非言語分野(数学)から出題されるのは玉手箱と同じです。玉手箱と異なる点は問題形式にあり、言語分野からは論理的読解力、非言語分野からは図表の読み取りが出題されます。

こちらも、検査時間が短く、正確性とスピードが求められるため、一般的にSPIよりも難度が高いと言われています。

名称の似た検査に「CAB」がありますが、こちらはコンピュータ職向けのGABです。

TG-WEB

株式会社ヒューマネージが提供している適性検査で、知的能力とパーソナリティの両面から総合適性を測定しています

能力検査は、言語分野(国語・英語)と非言語分野(数学)から出題され、さらにクセのある問題が出題される従来型と、問題数が多めな新型の2種類があります。型によって出題傾向がことなるため、両方の対策が必要です。

一般的にSPIよりも難度が高いと言われており、特に従来型については、クセのある問題が出題されることもあり、一筋縄ではいかないようです。

内田クレペリン検査

株式会社日本・精神技術研究所が提供している適性検査で、能力面の特徴と、正確さ・行動面の特徴を測定しています。鉄道会社で多く行われている適性検査です。

1行にずらりと並んだ数字をひたすら足し算します。一桁の足し算という単調な作業を繰り返すため、集中力と正確性、そして安定性が求められます。

他にも適性検査はありますが、主なものは上記のとおりです。

Webや紙など、受検形式は様々

受検形式は企業によって異なりますし、呼ばれ方も様々ですが、大別すると3パターンに分けられます。

Web受検

インターネット環境に接続できるパソコンから受検する形式です。スマートフォンからの受検は認められていないことが多いです。

テストセンター受検

用意された会場で監督者の監督のもと受検する形式です。センター試験(大学入学共通テスト)のようなイメージ。

紙受検

受検者を会社などの会場に集め、マークシートなどを実施します。

テストセンターでWeb受検が行われるといった合わせ技もあります。

遅くても志望する企業のエントリーが始まる前までには対策を


冒頭に書いた通り、選考の判断に使われる可能性もあるので、対策はしっかりとやっておきたいところです。

対策はいつから始め、いつまでに終わらせるのか

始まりについては、元も子もないですが「なるべく早く」が良いです。では、いつ頃までにできていると良いか。それは、志望する企業のエントリーが始まる前までです。まずは検査がどのような感じなのか触れてみてはいかがでしょうか。

志望する企業が実施する適性検査を調べる

例えばSPIとGABでは出題傾向や注意する点などが異なります。やみくもに勉強しても大変なので、まずは志望する企業が、例年どの適性検査を実施しているのか把握することから始めましょう。

問題に慣れておく

出題される適性検査の種類が分かったら、問題集などを解いておきましょう。時間配分や出題傾向を把握するためにも、最低1回は経験しておくことをオススメします。

学校で模擬テストを実施しているところもあるようなので、そのような機会があれば、積極的に受検することをオススメします。

また、例年と異なる適性検査が実施されることもあるので、できるだけ幅広い内容を網羅した問題集で勉強しておきたいところです。

性格検査対策は、素の自分で答える

性格検査については、ウソをつかずに普段の姿勢で素直に回答しましょう。検査結果でウソを見抜かれたり、面接で質問されて答えに窮したりと、メリットが一切ありません。

適性検査のまとめ

今回は、適性検査の特性を紹介しました。たくさんの種類がありますが、どの適性検査が実施されるかを把握し、それの対策ができていれば、落ち着いて臨むことができると思います。能力検査における苦手分野を克服するためにも、早めに準備に取り掛かることをオススメします。

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文・企画・構成:交通新聞社
※記事中の情報は、この記事を公開した当時のものです。

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