【自己PRが苦手な方必見!】 自己分析のやりかた
こんにちは、鉄道就活応援隊です。
就職活動を始めたはいいが、序盤から多くの就活生の前に立ちはだかるであろう、「自己分析」という大きな壁。自分のことなのに、うまく分析できないもどかしさ、私もそうでしたので、良く分かります。
今回は、「自己分析」の手法をいくつか紹介します。紹介するのはあくまで一例なので、自分に合ったやりかたを見つけてください。
自己分析をやる目的
「自己PRを作るため」「エントリーシート(ES)を作るため」「面接対策」などいろいろあります。長い目でみれば、人生の目的と手段を知るために行うので、実は非常に重要です。
「何のために働くのか」「どんな目標に向かって進むのか」「就職して何をしたいのか」といったことを明確にし、整理するための時間と思ってください。
自己分析のやりかた
ここに挙げた以外の手法もありますので、自分に合ったやりかたを見つけてください。大事なのは、客観的に自分を見つめ直すことです。
また、一つの手法にとらわれず、いくつかの手法を取り入れることで、より深く自分を知ることができるかと思います。
自分史作成
おそらく、もっともポピュラーな手法で、私もやった経験があります。これまでの自分の行動を客観的に振り返ることで、自分の強みや弱みを把握する方法です。
やり方は、下図のような表を埋めるだけですが、エピソードに対して「なぜ?」「何を得た?」などと自問し、その答えも書き込むと分析が行いやすいです。
次に、書き出したエピソードから、価値観を言語化していきます。
書き終えた表を手掛かりにして、価値観や行動指針などを客観的に見つけていきます。完成させることが目的ではなく、完成した表から分析することが目的です。
ライフラインチャート/モチベーショングラフ
過去の出来事や、その時の自分の気持ちを可視化する手法で、ライフラインチャートやモチベーショングラフなどと呼ばれています。
過去の成功体験や失敗体験、あるいは出来事をピックアップして点数をつけます。
といった具合です。点数は自分の感覚でOK。また、点数化するイベントが多いほど、分析がやりやすくなります。
次に、点数化したイベントを、下図のように時系列に沿って左から順にプロットしグラフ化。それを分析していきます。
例えば、グラフが上昇するポイントだけに絞って分析すると、どんな時に前向きになれるのかなどが見えてきますし、逆に下降するポイントに絞って分析すると、自分の弱点などが見えてきたりします。
また、グラフが上下した出来事を「なぜ気持ちが動いたのか」「なぜそう感じたのか」などと分析することで、どういった時にやりがいを感じるのかなどを知ることができます。
もちろん、完成した表から分析することが目的なので、グラフを完成させることで終わらないようにしてください。
「なぜ?」で掘り下げる
これもポピュラーな手法だと思います。ひとつのテーマについて、「なぜ?」を数回程度掘り下げて分析する手法です。いわゆる「ガクチカ」を書くときにも役立つ手法です。
しつこいですが、完成させることが目的ではなく、完成させた表を分析することが目的です。
つまりは、自分を客観的に見つめ直す
ここまで、いくつか手法を紹介しましたが、つまりは、自分を客観的に見つめ直すための手法です。これまで無意識に行動していたことも、見つめ直すことで、行動に一貫性があるなど、発見や気づきがあると思います。ぜひ、自己PRの作成などに役立ててください。
ほかにも、マインドマップやジョハリの窓、SWOT分析など、調べれば手法が出てくると思いますが、SWOT分析については、どちらかというと、自己分析というよりは、業界適性を確認する手法として用いたほうが良いかと思います。なので、自分の強みや弱みをしっかりと把握してから行うことをオススメします。
生成AIを使用する場合の注意点
近年、急速に普及している生成AIですが、使用する場合にはいくつか注意したいことがあります。
注意点① 企業が提示しているルールに従う
ESなどに生成AIを使用することを禁止している企業もあります
注意点② 必ず自分自身でチェックする
生成された文章が、自分の意図などを正確に反映しているとは限りません
自分の言葉で綴られていない文章は、後の選考で破綻する可能性が高いです
独自性があるか、倫理的に問題が無いかなどは、人によるチェックが必要です
注意点③ 個人情報は入力しない
自分の意図しない場面で、見知らぬ人を介して情報が流出する恐れがあります
生成AIが活躍する場面
生成AIは補助的な使い方が向いています。
個人情報に繋がる事柄の入力を避けつつ、適切なプロンプトと、小学校・中学校・高校・大学それぞれでどんな経験をしてきたかなどを箇条書きで入力すれば、客観的な感想をアウトプットしてくれるでしょう。
生成された文章をそのまま使うことは避けた方がよいですが、自分を知るヒントを得ることはできるのではないでしょうか。
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企画・構成:交通新聞社
※記事中の情報は、この記事を公開した当時のものです。
※2024年3月25日 生成AIに関する内容を追加しました